2019年3月29日

イベント自粛要請や、幼稚園や学校の閉鎖、先の見えない外出制限。世界は数週間前とはまるっと変わってしまいました。わたしも3月10日まではベルリンにいたのですが、まさかこんな風になるとは思っていなかった。

そんななか、4月11日〜18日に予定されていたjwcm+PPP Projectのイベント『キクラボ#1』をどうすべきか、皆で相談を重ねました。そして全部を延期することに決めました。二日目の「ママパパ音楽家会議担当」の渡辺愛さんの言葉が、わたしたちの思いを象徴しているように思います。

健康な人でも動くことでウィルスを移動させてしまうという話を聞き、ここはもう一歩みんなで辛抱して、懸念が去ってからせいせいと開催したほうがベターだと考えるようになりました。
大変な局面ですが、「命あっての物種」。
皆様、もうすこしだけ動きを止めて、嵐が過ぎるのを待ちましょう。
(全文はこちらからお読みください。)

その代わりとはいきませんが、jwcmではオンライン・ワークショップ『キクラボonline』を始めます。なんてことはない、メンバーが知りたいこと・学びたいことを、その分野のエクスパートをお招きしてレクチャーいただこうというものです。シリーズ化できると良いのですが、まだどうなるかは分かりません。
(追記:と思ってたら早速シリーズになりました😋)

ぜひご参加ください🍉
キクラボonlineチーム(牛島安希子、森下周子、山根明季子、横井佑未子、渡辺愛)
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* キクラボonline #1 *
『著作権ってなに?基礎講座』

4月3日(土)16-18時(ドイツやフランス:9-11時)
講師:渡辺愛(作曲家、東京藝大非常勤講師)
使用アプリ:zoom
参加費:無料
Note記事(詳細)
Facebookイベントページ

渡辺愛・プロフィール
近年はフィールド・レコーディング素材を含む電子音響音楽を中心に活動。東京音楽大学大学院修了後に渡仏、パリ国立地方音楽院修了。東京芸術大学大学院博士後期課程修了(学術博士)。東京芸術大学総合アーカイブセンターアシスタントを経て、現在尚美学園大学、昭和音楽大学、東京芸術大学非常勤講師。三歳女児の母。娘が5か月の際に職場復帰。

『著作権ってなに?基礎講座』
アーティストにとっては知らないじゃ済まされない著作権。どのようなものなのか、どのように考えるべきなのか。まずは「基礎」を学びます。
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『Artsと仕事とお金――文化を話す共通言語を持つために』

4月11日(土)20-22時(ドイツやフランス:13-15時)
講師:高橋かおり(社会学者、立教大学助教)
使用アプリ:zoom
参加費:投げ銭制

高橋かおり・プロフィール
1986年、群馬県生まれ、東京都在住。芸術家のあり方、プロフェッショナルとアマチュアの定義について、社会学的に研究。観劇、ライブ参戦は趣味。ラジオは友達。楽器もできず、絵も下手で、演技も踊りもできないが、舞台照明をたまにしている。

『Artsと仕事とお金――文化を話す共通言語を持つために』
自宅で過ごす時間が増える昨今、SNSをはじめとしたウェブ経由の情報にふれる時間が増えてきています。私もそんな一人です。国内外のさまざまな状況が流れてくる中、「海外はあんなに支援してくれているのに、なんで日本は!」と思う方もいるかもしれません。それは芸術に関わる人たちも例外ではありません。確かに現時点で日本の文化・芸術業界における支援策が少ない(ほぼない)ことは確かです。しかしそれはなぜなのでしょうか。

この講座では、国内外のウェブ情報(日本語・英語)を紹介しながら、文化政策のごく初歩の話について触れ、「芸術家/アーティスト」がどのような人たちとしてとらえられてきたのか、確認していきたいと思います。情報ソースをきちんと押さえて、不明確な情報に踊らされないようになることで、アートにおける仕事とお金を考えるための共通基盤、そして文化について考えるための共通言語を持てる時間にできればと考えています。(高橋・記)
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『「偉大な」女性芸術家はなぜいなかったのか?ジェンダー入門』【非公開】


4月25日(土)19-21時(ドイツやフランス:12-14時)
講師:吉良智子(美術史家)
使用アプリ:Google Meet
参加費:自由料金(Note・Paypal)

吉良智子・プロフィール
1974年生まれ。2010年千葉大学大学院修了(博士(文学))。著書に『戦争と女性画家 もうひとつの「近代」美術』(ブリュッケ、2013年)、『女性画家たちの戦争』(平凡社新書、2015年)。『戦争と女性画家』において女性史青山なを賞受賞。

『「偉大な」女性芸術家はなぜいなかったのか?ジェンダー入門』
「Why Have There Been No Great Women Artists?(なぜ偉大な女性芸術家はいなかったのか?)」。クリスチャン・ディオールのメッセージTシャツとしても有名なこの文言は、美術史家リンダ・ノックリンによる1971年の論文です。芸術におけるジェンダー問題を提起した重要文献を実例とともに読み解きます。
※メンバーと定期参加の方々による【非公開講座】として行われました。

©️長島可純

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『音楽家のための著作権と契約概論』

5月4日(月)18-20時(ドイツやフランス:11-13時)
講師:榑谷学((株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)
使用アプリ:Google Meet
参加費:自由料金(Paypal)

榑谷学・プロフィール
1999年東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。2005年第19回古楽コンクール山梨ソロ部門(チェンバロ)第3位受賞。1999年ショット・ミュージック株式会社に入社。編集担当として、武満徹をはじめとする邦人作曲家の楽譜を多数制作。また、11年に渡って取締役、代表取締役として同社経営に携わる。2014年株式会社フジパシフィックミュージックに入社、主に海外音楽出版社との契約を担当。現在は、株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスにおいて、契約、法律の側面から同社事業部門のビジネスを支える役割を担っている。
(株)ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスHP

『音楽家のための著作権と契約概論』
自作が演奏される、昔録音した音源をオンラインで公開する、新作の委嘱を受ける、などなど、音楽家が自らの活動を展開する上で、著作権や契約について不安になっていることはありませんか。この講座では、あらかじめご参加の皆様から著作権と契約に関する質問をいただき、その回答を交えながら、著作権と契約に関する基礎的な情報を整理してお話しし、今後の皆様の活動にお役に立てればと思っております。ご参加+ご質問を心よりお待ち申し上げております。(榑谷・記)